キングバリアント（1998年生、母ダイアモンドレイ）

キングバリアント（1998年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時14歳）と交配したダイアモンドレイが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地20戦1勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,785万円（17.85万×100口）で一口馬主が募集された。

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月25日、デビュー戦は藤井正輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤井正輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

6月9日、中5週で迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったグランドデュネットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月30日、中0週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンドバットニセンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた12戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず13着に終わった。

4歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

8月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤井正輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井正輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた16戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーロウインドに7馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飯盛山特別（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた20戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた21戦目は、千種川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5歳（2003年）

6月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月5日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7歳（2005年）

7月18日、約25か月の休み明けで迎えた24戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上C1-1（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。