ヴィンチェンツォ（2020年生、母グレースグロリアス）

Vincenzo

2020.05.14

ヴィンチェンツォ（2020年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のバンブーエール（当時17歳）と交配したグレースグロリアスが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は今井 秀樹。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、サンバマウンテンファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、泰興建設によって352万円で落札された。

安池成実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2022年）

11月11日、デビュー戦は増田充宏騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は463kg。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて3着に終わった。

3歳（2023年）

4月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、最後はカシノクインダムと並んで3着同着となった。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月5日、中6週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るパカラボーイを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の鶫特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダズリングスカイを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を収める