サンマルベスト（2016年生、母ジョウノオーロラ）

サンマルベスト（2016年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のキングズベスト（当時19歳）と交配したジョウノオーロラが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は三城ボクジョウ株式会社。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

当歳のとき、三城ボクジョウから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、相馬勇によって756万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月28日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイヨブランを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3歳（2019年）

1月20日、中2週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したテイエムイブシギンにクビ差届かず1着未勝利勝ちを決めた。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

10月12日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑端省吾騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑端省吾騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のシルバーストーンに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月7日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で畑端省吾騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2020年）

1月25日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で畑端省吾騎手（7戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したキタノオドリコを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月15日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で畑端省吾騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたローレルジャック決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月4日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で畑端省吾騎手（9戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月6日、中8週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

11月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（10戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月26日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッチェバロックに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

5歳（2021年）

1月9日、中1週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4月11日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

9月18日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6歳（2022年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C1-6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。