オシノイッテ(2014年生、母コハルカントリー)
Oshino Itte
2014.04.06
オシノイッテ(2014年4月6日)は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「押しの一手」。毛色は栗毛。種牡馬のフサイチリシャール(当時11歳)と交配したコハルカントリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は久保ファーム。主な勝ち鞍は2018年のちっちゃいおっさん大笑点(C1)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、久保ファームから「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、西村新一郎によって162万円で落札された。
天間昭一厩舎(美浦)へ入厩。
2歳(2016年)
10月2日、デビュー戦は原田和真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬(中山ダート1200m 晴/良)に出走。馬体重は426kg。14頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。
12月11日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利(中京ダート1200m 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原田和真騎手(1戦0勝)。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。
3歳(2017年)
3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(中山ダート1200m 晴/良)に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。
4月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利(中山ダート1200m 雨/不良)に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手(1戦0勝)。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。
4月30日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(新潟芝1200m 晴/良)に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。
6月18日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利(函館ダート1000m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手(1戦0勝)。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。
7月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利(函館ダート1000m 曇/良)に出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手(2戦0勝)。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエピューレにクビ差届かず2着に甘んじた。
7月16日、中1週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(函館ダート1000m 小雨/稍重)に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。
8月19日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利(札幌ダート1000m 晴/良)に出走。鞍上は木幡初也騎手(3戦0勝)。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。
9月17日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利(中山ダート1200m 雨/重)に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手(4戦0勝)。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。
12月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利(中京障害芝3000m 曇/良)に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。
4歳(2018年)
2月17日、中9週で迎えた12戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利(東京障害芝→ダート3000m 晴)に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。
4月25日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二(園田ダート1400m 曇/不良)に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のダイメイキングに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
5月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上C2一(園田ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手(1戦1勝)。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ビービースパンキーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
6月7日、中2週で迎えた15戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1(園田ダート1230m 晴/重)に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。
6月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1(園田ダート1400m 晴/稍重)に出走。鞍上は田中学騎手(2戦1勝)。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。
7月19日、中3週で迎えた17戦目は、ひょうご五国「但馬の国」特別(園田ダート1230m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手(3戦1勝)。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。
8月16日、中3週で迎えた18戦目は、ちっちゃいおっさん大笑点(園田ダート1230m 曇/良)に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手(4戦1勝)。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のアエノワールドをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。
5歳(2019年)
1月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一(園田ダート1400m 晴/良)に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。
1月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一(園田ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手(1戦0勝)。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
2月14日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一(園田ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手(2戦0勝)。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。
3月13日、中3週で迎えた22戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一(園田ダート1400m 晴/重)に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず最後はシトリンバレッタと並んで5着同着となった。
4月3日、中2週で迎えた23戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二(園田ダート1400m 晴/良)に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
4月25日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2二(園田ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は田中学騎手(5戦2勝)。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。