ワンダフルジュエル（2010年生、母フレイムバード）

ワンダフルジュエル（2010年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴らしい宝石」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時11歳）と交配したフレイムバードが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の雪うさぎ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月24日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したバーニングハートを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月21日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマカゼコイカゼを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた7戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァレンティーネを鬼脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

8月25日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（7戦2勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。