トーセンバタール（2006年生、母ニフティドリーム）

トーセンバタール（2006年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ワイン名より」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時13歳）と交配したニフティドリームが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、猿倉牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって1,102.5万円で落札された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

5月23日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず13着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月5日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したボウイナイフを捕まえ切れず、1馬身3/4差の1着未勝利戦を制した。

4歳（2010年）

2月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月19日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月20日、中8週で迎えた6戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

9月25日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月21日、中7週で迎えた8戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた9戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5歳（2011年）

2月6日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

8月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。17着に終わった。

10月12日、中6週で迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。