シャドウビンテージ（2000年生、母レディコスマー）

シャドウビンテージ（2000年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋傑作の」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時10歳）と交配したレディコスマーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地12戦4勝2着3回。2004年のメトロポリタンステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月16日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 雨/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のオペラルージュに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月17日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたワールドスケール決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のルーベンスメモリーをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月4日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルエスケープにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルエスケープに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2004年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタニノエタニティを半馬身振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

5月22日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（7戦4勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5歳（2005年）

12月17日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

6歳（2006年）

1月14日、中3週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 雨/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったルーベンスメモリーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。