ホッコーソムニウム（2020年生、母ホッコーマスタング）

ホッコーソムニウム（2020年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+幻想、夢(ラテン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時11歳）と交配したホッコーマスタングが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川端正博。戦績は、中央平地7戦0勝、地方7戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の一般C2三四五。

経歴

デビュー前

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月25日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2023年）

1月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

3月11日、中6週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月26日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月9日、中4週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、団子菊賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったダズリングスカイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

8月5日、約10か月の休み明けで迎えた9戦目は、ナイル賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた10戦目は、ゴールドコースト賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた11戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンディビーチに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中4週で迎えた12戦目は、檸檬賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐野遥久騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のセイグッドラックに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月10日、中3週で迎えた13戦目は、蝦蛄葉仙人掌賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐野遥久騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のマンダリンオレンジに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2025年）

1月4日、中3週で迎えた14戦目は、かずのこ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐野遥久騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のルルネージュに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。