メイショウヒボタン（2014年生、母スターペスキサコ）

メイショウヒボタン（2014年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+緋牡丹」。毛色は栗毛。種牡馬のケイムホーム（当時15歳）と交配したスターペスキサコが16歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村中牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって216万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月15日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3歳（2017年）

1月7日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月21日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は義英真騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したウインクルチェリーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

7月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったキングディグニティに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったデロングスターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で迎えた14戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のソリティアリングに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったアーバンスターを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、びわ賞（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナムラハンベエに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（2018年）

4月21日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（8戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（9戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

9月1日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のゲキリンに2馬身半の差をつけて優勝

5歳（2019年）

6月1日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの洲本特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村淳也騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月4日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの小郡特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（2020年）

4月5日、約8か月の休養明けで迎えた27戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた28戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

11月8日、約6か月の休養明けで迎えた30戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

7歳（2021年）

1月5日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

7月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた35戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた36戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

8歳（2022年）

1月23日、中4週で迎えた38戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた39戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

2022年2月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。