タニノハービービー（2009年生、母アイコチャン）

タニノハービービー（2009年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋私の恋人（アラビア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したアイコチャンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害8戦1勝2着2回。2013年の中山グランドジャンプ(JG1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月30日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3歳（2012年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず最後はハンサムボーイと並んで7着同着となった。

3月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月14日、中8週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（7戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた12戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月15日、中9週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャイニーデザートから3/4馬身差の2着となった。

4歳（2013年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月23日、中6週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオヤシオから1馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で高野和馬騎手（5戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマサデパンに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月13日、中3週で迎えた18戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5月25日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。