マルブツアイリス（1988年生、母マルブツドーター）

マルブツアイリス（1988年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時14歳）と交配したマルブツドーターが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

9月22日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた2戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で音無秀孝騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた5戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のホウセイダイバーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4歳（1992年）

9月19日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。