エイシンローマン（1983年生、母レスポワール）

エイシンローマン（1983年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時11歳）と交配したレスポワールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月6日、デビュー戦は4歳新馬（京都ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。鞍上は田原成貴騎手。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

1月18日、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンレッドに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月8日、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月8日、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武田悟騎手。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月29日、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は原田雄二騎手。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月13日、4歳以上400万下（中京ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田雄二騎手。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

4歳（1987年）

1月31日、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は久保敏文騎手。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

2月15日、5歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月14日、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は武田悟騎手。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月28日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は原田雄二騎手。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5月3日、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は徳吉一己騎手。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイカツガルーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月20日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は東田幸男騎手。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月27日、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアンラッキーに4馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

7月25日、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月1日、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で東田幸男騎手。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイファッションを鮮烈な末脚で半馬身差し切って勝利を収めた。

8月15日、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東田幸男騎手。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

9月5日、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東田幸男騎手。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（1988年）

1月6日、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

1月30日、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は原田雄二騎手。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

2月14日、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3月6日、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。