モスコビウム（2021年生、母ミヤジレイナ）

Moscovium

2021.04.19

モスコビウム（2021年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「原子番号115の合成元素」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したミヤジレイナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は丸幸小林牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C2 17。

経歴

デビュー前

当歳のとき、丸幸小林牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、宮田美恵子によって1,650万円で落札された。

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月26日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3歳（2024年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月16日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月16日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

8月18日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の百姓屋こだわりご馳走鶏伊万里ヤマンドリ杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた13戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2 18（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったテイエムスマックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた14戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、一般C2 17（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリターンエースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。