レジーナフォルテ（2014年生、母ナイキトライアンフ）

レジーナフォルテ（2014年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女王（伊）＋強い（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時16歳）と交配したナイキトライアンフが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は中川隆。戦績は、中央平地24戦5勝2着1回。2017年のアイビスサマーダッシュ(G3)で3着に入った他、2019年のルミエールオータムダッシュ(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中川隆から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって324万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、永山勝敏によって421.2万円で落札された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。最後は、2着のポンポンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

12月23日、中7週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2017年）

1月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

3月18日、中5週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のタケショウベストを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月13日、中3週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナンヨーアミーコを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月30日、中3週で迎えた13戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

4歳（2018年）

1月7日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（5戦2勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワンアフターに1馬身1/4の差をつけて4勝目を奪取した。

4月8日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月30日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリシェヴァを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月29日、中3週で迎えた21戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉原誠人騎手（9戦4勝）。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた22戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で杉原誠人騎手（10戦4勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で杉原誠人騎手（11戦4勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で杉原誠人騎手（12戦4勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。最後は、勝ったミキノドラマーから2馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中4週で迎えた25戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉原誠人騎手（13戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5歳（2019年）

1月5日、中4週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

4月7日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ビップライブリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月19日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた30戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月27日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（14戦4勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のライオンボスをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（2020年）

1月6日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（15戦5勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月7日、中8週で迎えた33戦目は、G3の夕刊フジ賞オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（16戦5勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（17戦5勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた35戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

2020年7月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。