マチカネオンタケ（1986年生、母ラツキーマネーメーカー）

マチカネオンタケ（1986年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハードツービート（当時17歳）と交配したラツキーマネーメーカーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は安原実。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

12月3日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（1989年）

1月21日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた4戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したオーロラソングを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイオーキッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホーリーカップを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千田輝彦騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で千田輝彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4歳（1990年）

1月6日、中3週で迎えた13戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5歳（1991年）

5月29日、約17か月の休養明けで迎えた14戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、厚岸特別（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、一般C（函館(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。