アポロアパッチ（2004年生、母シマノパライバ）

アポロアパッチ（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカの先住民の一族」。毛色は青毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したシマノパライバが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡正次。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷岡正次から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、アポロサラブレッドクラブによって2,205万円で落札された。

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月25日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3歳（2007年）

4月1日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったトウショウモードに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラスウィープを驚異的な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

10月27日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のニシノムーンボーに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月23日、中3週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の深秋特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4歳（2008年）

4月12日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月21日、中5週で迎えた17戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

5歳（2009年）

6月1日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた18戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般B3五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。