コスモクーシェリ（2018年生、母ベルモントヤマユリ）

コスモクーシェリ（2018年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+居心地が良い、素敵(ノルウェー語)」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時12歳）と交配したベルモントヤマユリが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2021年のガーネットフラワー賞。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月10日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は492kg。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

3歳（2021年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュガーダディに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月28日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月27日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

4歳（2022年）

2月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた8戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた9戦目は、八ツ瀬川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた10戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず16着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、タリスマニック賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。