マウントラッキー（1985年生、母ビユーテイエース）

マウントラッキー（1985年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時11歳）と交配したビユーテイエースが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月10日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のクリオリエントをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳400万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で武藤善則騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武藤善則騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったダイナチャイルドにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月10日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で武藤善則騎手（8戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

4歳（1989年）

4月30日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武藤善則騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、最後はコンゴウザンと並んで4着同着となった。

5月27日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で武藤善則騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で武藤善則騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で武藤善則騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。