ナリタレインボウ（2000年生、母オオシマルチア）

ナリタレインボウ（2000年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋虹」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時16歳）と交配したオオシマルチアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

4月27日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシーロンパーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月8日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月6日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

11月27日、約10か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニジノカナタヘに2馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

12月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦2勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、タヤスゼンカイにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2005年）

1月5日、中0週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のスターボイジャーに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

4月24日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦3勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦3勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月17日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

12月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（13戦3勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

6歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（14戦3勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

1月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（15戦3勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。