ユウワンダンサー（1998年生、母ファンドリミシー）

ユウワンダンサー（1998年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したファンドリミシーが11歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は蠣崎牧場。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、蛎崎牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、山石祐一によって997.5万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月9日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月30日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2001年）

1月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

1月30日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のグラスオトメに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月3日、中1週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。