テイエムヒーロー（2010年生、母シロキタガデス）

テイエムヒーロー（2010年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ヒーロー」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時12歳）と交配したシロキタガデスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）細道牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方18戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細道牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって525万円で落札された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月17日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

3歳（2013年）

7月20日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のサンライズマーチに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2014年）

5月11日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

9月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5歳（2015年）

7月26日、約11か月の休み明けで迎えた9戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月7日、中2週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテラザレーヌに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、深見勇也騎手を鞍上に迎えて、ホオズキ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマヤステファニーに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月20日、中3週で迎えた14戦目は、よもぎ菊特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天与の敢闘精神で諦めることなく走り切ったが、4着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

6歳（2016年）

1月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた17戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコーリンブリリアンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で持原大志騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のターンブルブルーに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

3月18日、中1週で迎えた21戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で持原大志騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた22戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4月21日、中0週で迎えた23戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で八木直也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアンリエットをハナ差振り切って5勝目を手にした。

5月6日、中1週で迎えた24戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた25戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた26戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた27戦目は、クロダイ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた28戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた29戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。