トーセンダッシュ（2004年生、母ヒアワサズソング）

トーセンダッシュ（2004年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ダッシュ」。毛色は栗毛。種牡馬のキングオブキングス（当時9歳）と交配したヒアワサズソングが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着3回、地方2戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって819万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月9日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジョウノオアシスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたエレメンタルソング決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、トーワスキャットに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2007年）

1月7日、中4週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

3月18日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月26日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月24日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2008年）

3月19日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた13戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春風特別（浦和ダート1500m 雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月2日、中5週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。