ルリシュブール（2009年生、母デカンタージュ）

ルリシュブール（2009年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスのワイン畑の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時10歳）と交配したデカンタージュが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川牧場。戦績は、中央平地11戦1勝。2011年のダリア賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、前川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤誠によって567万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月2日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトップキックスを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月6日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月5日、中6週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3歳（2012年）

1月28日、中9週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月8日、中9週で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月30日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり17着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。