アトキリナ（2010年生、母ビコーマジェスティ）

アトキリナ（2010年6月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「物語に登場する聖なる樹の種子」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時9歳）と交配したビコーマジェスティが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方7戦0勝。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月15日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモリープリングを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月21日、中5週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

8月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた10戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のコスモス賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のビクトリア賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月24日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定のハンデ戦のパンジー賞（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた15戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の川越藩の御蔵米記念（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。