トシサンシー（1985年生、母タカエイブル）

Toshi Sancy

1985.03.23

トシサンシー（1985年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシー（当時16歳）と交配したタカエイブルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

柳田次男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

6月25日、デビュー戦は西園正都騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月23日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

7月31日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で西園正都騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で西園正都騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

10月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で西園正都騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のユーワフォルテに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月26日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西園正都騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西園正都騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。