カシノレッド（2005年生、母モーニングミュージック）

カシノレッド（2005年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋赤」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時11歳）と交配したモーニングミュージックが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地27戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹島政信から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって420万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月9日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

11月3日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、フレンチノワールに3/4馬身交わされて2着となった。

11月11日、連闘で迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、11着に沈んだ。

12月2日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3歳（2008年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオウシュウバラッドに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月27日、約10か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

4歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた11戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

8月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた19戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

5歳（2010年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた22戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（10戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（11戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（12戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた27戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。