オールイズウェル（2016年生、母ラブフール）

オールイズウェル（2016年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「全てうまくいく」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したラブフールが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はへいはた牧場。主な勝ち鞍は2020年のシンガポールターフクラブ賞(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月8日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月13日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカフジローズに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったコスモカレンドゥラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月28日、中6週で迎えた4戦目は、2歳500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったサトノルークスを半馬身捉え切れず2着となった。

3歳（2019年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月29日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（2020年）

5月24日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの二王子特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエンデュミオンに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

7月12日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのシンガポールターフクラブ賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンライズローリエに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったインターミッションにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

10月31日、中3週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのキタサンブラックメモリアル（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月31日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたテルツェット決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月27日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの桑名ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月19日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの納屋橋ステークス（中京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月30日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアオイクレアトールにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

6歳（2022年）

5月22日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの大垣ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7歳（2023年）

2月19日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

3月11日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた28戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦0勝）。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月26日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8歳（2024年）

1月20日、中7週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた32戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムコパノリッキーカップ（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月21日、中8週で迎えた33戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。