カンティアーモ（2021年生、母リビアーモ）

カンティアーモ（2021年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歌いましょう(伊)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したリビアーモが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年のフラワーカップ(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月30日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミッキースターダムを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月11日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3歳（2024年）

3月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月18日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るニューステソーロを自慢の末脚でアタマ差だけ差し切ってファンの支持に応えた。

4歳（2025年）

4月20日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの国分寺特別（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。