ラグタイムダンサー（1986年生、母シャダイダンサー）

ラグタイムダンサー（1986年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時19歳）と交配したシャダイダンサーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

松山吉三郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

11月4日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、カロネードに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、シクレノンイロハにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1990年）

1月28日、中6週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、オーゴンシーザーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月4日、連闘で迎えた5戦目は、竹原啓二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイワベッカーに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月14日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のクリナツキに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月3日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。