ワンパクテンシ（2009年生、母スピードマリア）

ワンパクテンシ（2009年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「わんぱくな天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時7歳）と交配したスピードマリアが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方24戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年のラベンダー特別(B1)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月23日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンスインザマミーから2馬身半差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。15着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に敗れた。

3歳（2012年）

4月7日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5月6日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、緑風マイル（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月13日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般B3一（福山ダート1250m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月23日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、一般B3一（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったバービーから1馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、遠藤健太騎手を鞍上に迎えて、めざせレコードはやぶさチャレンジ（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月23日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、雪印種苗BFMP特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、悲恋沼賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったサクラシエラに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、豊富町サロベツ湿原・豊富牛乳特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた14戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、美しき唄のまち「雪蔵工房」新米賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-1（門別ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、JAひだか東うらかわ和牛特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったゴールデンレシオにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

12月18日、中4週で迎えた18戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオースミシングルを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったファシネートダイアに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったトマホークミサイルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月14日、中6週で迎えた23戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた24戦目は、新緑特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5月12日、中1週で迎えた25戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の初夏賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた27戦目は、向暑特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたコスモガラサ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた28戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で長田進仁騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレコパンを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

8月14日、中4週で迎えた30戦目は、向日葵特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で長田進仁騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。