マーチングセイント(1984年生、母キュート)

Marching Saint

1984.05.12

マーチングセイント(1984年5月12日)は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴーマーチング(当時19歳)と交配したキュートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は塚尾 勝安。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回、地方16戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

成宮明光厩舎(美浦)へ入厩。

2歳(1986年)

11月29日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬中山芝2000m 晴/良)に出走。馬体重は464kg。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬中山芝1600m 外回り 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手(1戦0勝)。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3歳(1987年)

1月17日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利中山ダート1800m 晴/良)に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手(2戦0勝)。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したハーバーニゾンにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利東京ダート1600m 曇/重)に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手(3戦0勝)。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利中山芝2200m 外回り 曇/良)に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手(4戦0勝)。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利中山ダート1800m 曇/稍重)に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手(5戦0勝)。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利中山ダート1800m 曇/稍重)に出走。鞍上は7戦連続で蛯沢誠治騎手(6戦0勝)。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセントアルプスを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下東京芝2000m 晴/良)に出走。鞍上は8戦連続で蛯沢誠治騎手(7戦1勝)。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下東京ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は9戦連続で蛯沢誠治騎手(8戦1勝)。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳(1988年)

5月1日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上400万下東京ダート2100m 晴/稍重)に出走。鞍上は10戦連続で蛯沢誠治騎手(9戦1勝)。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5月29日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、5歳以上400万下東京芝1800m 晴/良)に出走。鞍上は11戦連続で蛯沢誠治騎手(10戦1勝)。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下福島芝1800m 曇/良)に出走。鞍上は12戦連続で蛯沢誠治騎手(11戦1勝)。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤングイングランドを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月23日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下福島芝1800m 小雨/重)に出走。鞍上は13戦連続で蛯沢誠治騎手(12戦2勝)。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下福島芝2000m 晴/稍重)に出走。鞍上は14戦連続で蛯沢誠治騎手(13戦2勝)。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の石打特別新潟芝1800m 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は15戦連続で蛯沢誠治騎手(14戦2勝)。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下新潟芝1800m 雨/不良)に出走。鞍上は16戦連続で蛯沢誠治騎手(15戦2勝)。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下東京芝1600m 晴/良)に出走。鞍上は17戦連続で蛯沢誠治騎手(16戦2勝)。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアサカエデンを半馬身振り切って3勝目をマークした。

12月3日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下中山芝1800m 晴/良)に出走。鞍上は18戦連続で蛯沢誠治騎手(17戦3勝)。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下中山芝1600m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は19戦連続で蛯沢誠治騎手(18戦3勝)。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5歳(1989年)

1月14日、中3週で迎えた20戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下中山ダート1800m 曇/稍重)に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上900万下東京芝1800m 曇/不良)に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手(19戦3勝)。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の咲花特別新潟ダート1700m 小雨/稍重)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手(20戦3勝)。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別新潟芝2000m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手(21戦3勝)。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の月岡特別新潟芝1600m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手(22戦3勝)。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の習志野特別中山芝2000m 晴/良)に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、4歳以上900万下中山芝1800m 曇/良)に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手(23戦3勝)。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

12月9日、中9週で迎えた27戦目は、石井久治騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特別新潟(地)ダート1700m 雪/不良)に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳(1990年)

4月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、八海山特別三条ダート1700m 曇/稍重)に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた29戦目は、谷川岳特別三条ダート1700m 曇/重)に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手(1戦0勝)。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、端午特別三条ダート1700m 曇/不良)に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正治騎手(2戦0勝)。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた31戦目は、阿部充知騎手を鞍上に迎えて、駒ケ岳特別三条ダート1700m 曇/稍重)に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた32戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、初夏特別三条ダート1700m 曇/稍重)に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた33戦目は、悠久山特別三条ダート1700m 雨/重)に出走。鞍上は2戦連続で津野総夫騎手(1戦0勝)。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳(1991年)

2月24日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた34戦目は、中尾則行騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞中津ダート1760m 曇/不良)に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた35戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、一般B中津ダート1760m 晴/稍重)に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた36戦目は、一般B中津ダート1760m 晴/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手(1戦0勝)。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた37戦目は、一般B中津ダート1760m 曇/稍重)に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手(2戦0勝)。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた38戦目は、一般B中津ダート1760m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で安東章騎手(3戦0勝)。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた39戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、一般B中津ダート1760m 雨/良)に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた40戦目は、一般B中津ダート1760m 曇/良)に出走。鞍上は安東章騎手(4戦0勝)。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネホダカから2馬身差の2着となった。

8月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた41戦目は、雑賀秀介騎手を鞍上に迎えて、一般C5-4高知ダート1300m 晴/重)に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月28日、中6週で迎えた42戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C5-2高知ダート1300m 晴/稍重)に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。