エプソムジェイド（2003年生、母ハシノダーリア）

エプソムジェイド（2003年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋翡翠」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したハシノダーリアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）田原橋本牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田原橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、田原橋本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって472.5万円で落札された。2歳のとき、畠山牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、エプソム愛馬会によって211.05万円で落札された。

エプソム愛馬会にて総額787万円（7.87万×100口）で一口馬主が募集された。

岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月10日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2006年）

3月18日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた8戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。17頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではいいところがなく17着に終わった。

6月18日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月22日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

9月11日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。