ケープアグラス（2021年生、母ケープタウンシチー）

ケープアグラス（2021年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アフリカ大陸最南端の岬名。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時16歳）と交配したケープタウンシチーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は幌村牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月24日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

3歳（2024年）

3月23日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したチェルシーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月20日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月5日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、オミナエシ7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったサリータに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のモズマサニャンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月18日、中2週で迎えた8戦目は、ローズマリー賞（園田ダート1230m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のモズマサニャンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月15日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（2025年）

1月12日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイレーヌを半馬身差し切って3勝目を奪取した。

2月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月25日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの火打山特別（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

2024年8月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月22日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの福島放送賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。