ニシノアカシヤ（1985年生、母ニシノモアー）

ニシノアカシヤ（1985年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシヤンペンチヤーリー（当時15歳）と交配したニシノモアーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地28戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田所秀雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

11月15日、デビュー戦は田所秀孝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

3歳（1988年）

5月1日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るタツミスプリンターを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月19日、中3週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

8月21日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、栩原一男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、五十嵐忠男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったネクストムービーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月18日、約10か月半の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（10戦1勝）。20頭立ての19番人気で19番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では余力が残っておらず20着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた18戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

5歳（1990年）

1月7日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（13戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（14戦1勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（15戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で田所秀孝騎手（16戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田所秀孝騎手（17戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で田所秀孝騎手（18戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトネカチドキを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下のまりも特別（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田所秀孝騎手（19戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田所秀孝騎手（20戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。