シゲルナツメ（2009年生、母フェアリーベル）

シゲルナツメ（2009年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋棗」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時14歳）と交配したフェアリーベルが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川栄一。戦績は、中央平地10戦0勝、地方11戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石川栄一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって210万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月23日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

3歳（2012年）

4月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

5月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月29日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンザショパンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ガーネットカラーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた13戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアプローズレディーをハナ差振り切って圧倒的支持に応えた。

12月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハクユウライナーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた15戦目は、浜野浦の棚田賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月2日、中0週で迎えた16戦目は、迎春賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったカシノレインボーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中3週で迎えた17戦目は、アプローズカップ（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、BAOOで馬券を買おー賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた19戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ツクバライジンオーに交わされて4馬身差の2着となった。

4月21日、中3週で迎えた21戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、花まつり特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。