インパラトール（2010年生、母エジード）

インパラトール（2010年1月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「皇帝（トルコ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したエジードが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前川ファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。2012年の萩ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、榊原源一郎によって2,205万円で落札された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月19日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のオーキッドレイに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンパワフルに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2013年）

3月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月14日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月7日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒストリカルにクビ差届かず2着となった。

10月20日、中5週で迎えた9戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/不良）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5歳（2015年）

6月7日、約19か月の休養明けで迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。