タイソウ（2018年生、母セラミックガール）

タイソウ（2018年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大層。はなはだしいさま」。毛色は栗毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したセラミックガールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山野牧場。2021年のラジオNIKKEI賞(ハンデG3)で4着に入った他、2021年のプリンシパルステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山口ステーブルから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、中辻明によって648万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月20日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイプレシャスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2021年）

1月17日、中3週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のアルバーシャをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月4日、中5週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着を確保した。

4歳（2022年）

4月9日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプレイリードリームを3/4馬身振り切って休養明けの一戦をモノにした。

5月8日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの三方ヶ原ステークス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

5歳（2023年）

6月4日、約13か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。