ダカールインター（1985年生、母スノンドロツプ）

ダカールインター（1985年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のクラウンドプリンス（当時16歳）と交配したスノンドロツプが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回、地方15戦1勝2着1回。1987年の札幌3歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

7月11日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネトロイマーに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったミヨノスピードに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

12月20日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた5戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

4歳（1989年）

5月21日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

7月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

5歳（1990年）

6月24日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、吉川豊光騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉川豊光騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月10日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉川豊光騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月19日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた12戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉川豊光騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハギノウエールズから1馬身半差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、新井郷川特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉川豊光騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、飯豊連峰特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉川豊光騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉川豊光騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノウエールズに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、加治川特別（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉川豊光騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた17戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉川豊光騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉川豊光騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で吉川豊光騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1991年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、東北リーディングジョッキーチャンピオン（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月11日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、菜の花特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉川豊光騎手（11戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1ロ（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉川豊光騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉川豊光騎手（13戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。