ニットウマイヒメ（1997年生、母ニットウサザンカ）

ニットウマイヒメ（1997年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したニットウサザンカが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日東牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月30日、デビュー戦はS.サンダース騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でS.サンダース騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月16日、中7週で迎えた3戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた4戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は服部剛史騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず18着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月17日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は服部剛史騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

10月28日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で服部剛史騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月2日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4歳（2001年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストアローから8馬身差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C4（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた15戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平松徳彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月23日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平松徳彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスイチマツに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月11日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のコロニアルサミットに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったピノノワールから半馬身差の2着となった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦聡志騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。