サーベルダンス（2007年生、母ベリーリズミック）

サーベルダンス（2007年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ハチャトゥリアン作曲の『剣の舞』より」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したベリーリズミックが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦0勝、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のオクトーバー特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

3歳（2010年）

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

5月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

8月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

9月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（7戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

10月9日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた13戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハートマンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月6日、中3週で迎えた14戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた15戦目は、霜月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したラヴリーゲストを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、師走特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4歳（2011年）

1月4日、中1週で迎えた17戦目は、新春特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、如月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた20戦目は、春望特別（佐賀ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。