ティーエスナイン（2012年生、母ナイスヴァレー）

ティーエスナイン（2012年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ゲームの最強数字」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したナイスヴァレーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月22日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

6月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月23日、中9週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、ジェントルヴァウに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

11月5日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジャパンヴィーナスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホザンナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ニシノアンジュに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大柿一真騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2016年）

2月2日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大柿一真騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大柿一真騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

4月7日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒミノマンサクに5馬身の差をつけて2勝目を収める

5月4日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウナンハヤブサに5馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月10日、中7週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた17戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。15着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた20戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。