タケルハヤテ（2008年生、母リキオリンピア）

タケルハヤテ（2008年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋疾風。俊敏な男の子」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時20歳）と交配したリキオリンピアが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

3月6日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月2日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサツマノホシを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のこけもも賞（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったタカオノボルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月28日、中4週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月2日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコスモイーチタイムをハナ差振り切って雨中の大混戦を制した。

11月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2012年）

2月12日、中6週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月9日、中5週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカズノタイショウに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月28日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったカチューシャに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月2日、連闘で迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったナムラグーテンにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

5歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月18日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた22戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

11月3日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったポルスターシャインにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のミキノノボリリュウをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6歳（2014年）

3月21日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた27戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月2日、中6週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

10月4日、中8週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の古町特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

12月6日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた32戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

7歳（2015年）

1月4日、中3週で迎えた33戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初日の出賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

4月19日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。