シルクマイヒメ（2006年生、母シルクグレイスフル）

シルクマイヒメ（2006年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋舞姫」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時9歳）と交配したシルクグレイスフルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は富本茂喜。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C21(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額800万円（1.6万×500口）で一口馬主が募集された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月20日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

3歳（2009年）

2月22日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5月3日、中9週で迎えた3戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマゼラン特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた10戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた11戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシルクタイトルに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた14戦目は、一般C27（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエーシンマシェリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月6日、連闘で迎えた16戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンファステムを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

1月20日、中1週で迎えた17戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた18戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月22日、中0週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、愛Love笠松けいば（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、澤ちゃん卒業記念杯（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた21戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

3月23日、連闘で迎えた22戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定の一般C21（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のパチャールマニスをアタマ差振り切って雨中の混戦を制した。

4月29日、中3週で迎えた24戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、れんげ特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた25戦目は、クラブ梗都杯（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（11戦2勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた26戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（12戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた27戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のれんこん料理の竹扇賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（13戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた29戦目は、一般C15（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（14戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（15戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた31戦目は、ぎふ清流国体ミナモカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた32戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦の哲紀・紀子燃えよ結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた34戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（18戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（19戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。