ブリンディス（2012年生、母アジアンプリンセス）

ブリンディス（2012年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「乾杯（西）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したアジアンプリンセスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。主な勝ち鞍は2016年の恵那特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月14日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

2月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ゴーントレットに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヌンチェルラに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月5日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で中谷雄太騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

8月15日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中谷雄太騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月24日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中谷雄太騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、ヤマニンシャンデルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中谷雄太騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のフライングニンバスに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（10戦2勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3月19日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の恵那特別（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（11戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のショコラブランをアタマ差振り切って3勝目をマークした。

5月29日、中9週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

5歳（2017年）

6月18日、約13か月の休み明けで迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた17戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月22日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6歳（2018年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月1日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

9月2日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサマーナイトスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた23戦目は、穂波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

11月7日、中4週で迎えた24戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、南房総市「道の駅」特別出店記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

7歳（2019年）

2月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

3月22日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた26戦目は、若葉賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したコンサートドーレにハナ差届かず2着となった。

4月18日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた28戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハナミズキ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた29戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、明日もエキサイティングリレー賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のラジオNIKKEI盃（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエラスムスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。