エーシングリズリー（2009年生、母バーリンスワン）

エーシングリズリー（2009年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋灰色熊」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時12歳）と交配したバーリンスワンが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地22戦4勝2着2回、地方18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の苗場特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月10日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

12月24日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラルモンドに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2012年）

11月17日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたスランジバール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のジョウショーキングに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の闘争本能でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（2014年）

3月8日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のステーキをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月13日、中2週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

8月10日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のルミニズムをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月19日、中9週で迎えた15戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したナンチンノンにクビ差届かず2着となった。

11月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2015年）

1月17日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

3月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月28日、中9週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の花のみちステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた23戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のステキナシャチョウを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

8月28日、中3週で迎えた24戦目は、デイリーハーバーランド特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルヴィジットを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

10月23日、中3週で迎えた26戦目は、エコフィード特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、トリニティチャーチに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月19日、中3週で迎えた27戦目は、霜月特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドリームコンサートにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

7歳（2016年）

1月7日、中6週で迎えた28戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったビナスイートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月31日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた30戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、上郡町赤松円心特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のクインズハリジャンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月31日、中5週で迎えた31戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク・ダイヤモンド杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた32戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、スカパー!地方競馬ナイン特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた33戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた35戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、サンスポ御堂筋特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた36戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた37戦目は、競馬キンキ杯（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた38戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、ニッカン菊園特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた39戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた40戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田野豊三騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。