ナリタスカーレット（2005年生、母フラワースカイ）

ナリタスカーレット（2005年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時12歳）と交配したフラワースカイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は江渡繁治。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方9戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、江渡繁治から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、山路秀則によって924万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

6月30日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

12月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月23日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマチカネモンスーンにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4歳（2009年）

1月21日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた20戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。