デルマプルシャ（2021年生、母デルマアラレチャン）

デルマプルシャ（2021年4月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+インド神話に登場する存在」。毛色は栗毛。種牡馬のストロングリターン（当時15歳）と交配したデルマアラレチャンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C29。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月7日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

3歳（2024年）

8月18日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた5戦目は、一般C29（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のスカイダンスタイムをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

10月30日、中3週で迎えた6戦目は、鳥原川特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、一般C16（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘブンズサウンドに9馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月23日、中5週で迎えた8戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカリプソに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2025年）

1月10日、中2週で迎えた9戦目は、ここが好き、やっぱり好き川島町賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のランディーに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月25日、中6週で迎えた10戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のリュウノラプターに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月17日、中2週で迎えた11戦目は、木蓮特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のキープライジングを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

4月24日、中4週で迎えた12戦目は、雛芥子特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野畑凌騎手（4戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ライヴマスタードに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中4週で迎えた13戦目は、月見草特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で野畑凌騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ロックシティボーイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。