トウカイパステル（1994年生、母トウカイミヤビ）

トウカイパステル（1994年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したトウカイミヤビが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

8月3日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた4戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャロルブラボーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月12日、中2週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 雨/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したフミノパラダイスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた8戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3歳（1997年）

2月15日、中8週で迎えた10戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

7月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月14日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサクラアデヤカに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったコンフィデンスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の摺上特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月16日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルナポレオンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月13日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4歳（1998年）

10月3日、約10か月の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた20戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた23戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。