マリンボート（2001年生、母マリンパシフィック）

マリンボート（2001年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋船」。毛色は鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時10歳）と交配したマリンパシフィックが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パシフイック牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、中央障害1戦0勝、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月10日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットでひたむきに粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のネクストシチーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦1勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

3歳（2004年）

1月5日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

5月29日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた11戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた12戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

4歳（2005年）

5月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた14戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた16戦目は、馬王国ひだか特別（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた19戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、三石ファンクラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた20戦目は、鵡川特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に入った。