ジェムキャスケード（2000年生、母ヤマフノーザリー）

ジェムキャスケード（2000年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宝石の滝（冠名）」。毛色は栗毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時19歳）と交配したヤマフノーザリーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

8月11日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

11月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

12月1日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず14着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月26日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラヴァーズレーンを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

3月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2月28日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

4月10日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

5月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。